アーサー・ランサムの世界 by COOT

水脈うらない

1998年2月11日

Since : 1998/02/11
Last update : 2002/01/12

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東京都町田市の薬師池公園で行なった「水脈うらない」のレポートです。

この日、タイソン農場(COOT家)に「SADMC1998年探検隊」総勢9人(ブリジットが加わったので8人ではなくて9人)が集結しました。

1932年探検隊 1998年探検隊
ナンシイ ポケット
ペギイ Titmouse
ジョン COOT
スーザン エリカ
ティティ きれいなポリー
ロジャ チョコレート、ツバメ返し、四本モミ
(ブリジット−不参加) ポリー1号
ドロシア (該当者なし)
ディック (該当者なし)

水脈うらないのやり方

アーサー・ランサム・クラブ(ARC)会報『1929』の18巻と19&20巻に、水脈うらないのやり方と、過去にARCやTARSの会員が挑戦した時のレポートが載っていました。それによると・・・

うらない棒の作り方:ハンガー等の針金を40cmに2本切って、端から10cmの所でL字型に曲げます。短い方を安いボールペンから芯やキャップを取り除いた筒に差し込んでブラブラ自由に回る状態にします。両手にそれぞれボールペンの筒を持って、ひじを体側で直角に曲げて体の前方に手を出します。ほんのわずか前に傾けるようにすれば、針金は真っ直ぐ前を指します。
まず「水の上を通過する時に針金が指し示す」という考えに少しの間意識を集中します。それからリラックスします。「これはちょっとした楽しみで、動くかどうか全く気にしてないんだ」と意識をそらしながら歩き回ります。(意識し過ぎたのがナンシイの失敗の原因。)水の上に来ると針金が内側に振れる人もいれば、外側に振れる人もいます。

ハイ・トップスにて

写真はどれもクリックすると拡大表示されます。

タイソン農場(COOT家)で水脈うらないの棒を工作した後、腹ごしらえするSADMC年少組。この後、ハイ・トップス(薬師池公園)に向けて総勢9人で出発しました。
針金ハンガーとストロー(ボールペンの筒の代わり)で作った現代版の水脈うらない棒です。真っ直ぐ前を向いている棒が、地下水の上を通る時に内側に閉じるか外側に開くかするはずです。
一斉に水脈うらないに挑戦するSADMCと、「これは何事だ?」と怪しむ土人達。一番右側の黄色い服の人は頭と体つきを見るとまるでフリント船長ですが、単なる土人です。
水脈はどこだ?
水脈が近いぞ!きれいなポリー(今日はティティ)のうらない棒が交差し始めました。
完全に棒が内側に向きました。水脈はこの下です。これで<かもしれぬキャンプ>が<できるキャンプ>に変わりました。

 「よくやった、ティティ。」と、ジョンはいっていた。」 −−『ツバメ号の伝書バト』より

実際に横の「蓮田」に水が流れ込む場所がそばにあったので、この辺りで下を水が通っているはずです。チョコレート君はあくまでも史実に基づいて二股の木の枝の水脈うらない棒で試しています。偉い!(このSADMCには誰もハシバミを見つけられる人はいなかったので、何の木の枝かは不明です。)
結局、SADMC全員が水脈うらないに成功しました。(チョコレート君が持っている二股の木の棒では無理でしたが。)あまりに簡単に出来てしまうので、不思議という感覚は無くなって、ただただ面白かったです。
今度は「ロジャ遊び」をしました。皆が後ろを向いている間に水を満タンにしたペットボトルを1人が茂みの中に隠します。それを水脈うらない棒を使って見つけるのです。
うらない棒が反応して、ここが怪しいと茂みの中を探すSADMC年少組。

今日のランサム

「SADMC1998年探検隊」より「天文台」氏に捧げます。

地面に落ちていた「緑色のスカラブ」の死骸を見つけました。
「正直第一」の木の魚が池の周りの柵にたくさん下げられていました。ひょっとしてこの柵を設計した人はランサマイトなのでしょうか!?
ここの「ティティの井戸」は長い棒の一端に釣瓶(つるべ)が、もう一端に重りがついていて、とっても工夫された井戸でした。隣の小屋では水車が回っていました。
日本版の「ウィガム」です。この横には炭焼きがまがあり、町田市で時々市民が参加できる炭焼きイベントが行われているようです。このウィガムは柵で囲ってあって入れなかったのが残念でした。(写真は柵越しに撮っています。)

イングリッシュ・ティー

ハイ・トップスでの水脈うらないに成功したSADMCは、タイソン農場に戻って「英国風のお茶」にしました。
でも年少組のロジャ達は花より団子と言わんばかりにお腹を空かして「ラーメン」でした。あくまでも写真撮影の邪魔を生きがいとする四本モミです。
アマゾン海賊「ポリー1号」です。とても攻撃力の高い武器(か○つき)を持ち、どんなにすばらしいナンシイになるかとても楽しみです。

ランサム・ゲーム

お腹を満たした後は、ランサム・ゲームで遊びました。今日遊んだのは

− 「ラニマルズ」 : ポケットさん発案、Peterさん作成
− 「コレクション」 : ツバメ返し君作
− 「スコットランドヤード」 : Minnowさん作
− 「鉱山ゲーム」 : ツバメ返し君作
ツバメ返し君の新作のゲーム「コレクション」です。ルールの細かい所を決めていくためのテスト・ゲームをしましたが、面白さではもうほとんど完成の域に達しています。これは4人がブラック・ジェイク、ジョージ・オードン、ジマリング、そしてなぜかマクギンティおばさんに扮して、極悪非道の限りを尽くしながらそれぞれの宝を集めます。
ゲームをしながら次から次へと悪事を考え付くプレイヤー達。Titmouseさん(オードン)はCOOTが集めるべき宝を遠いところにわざと持っていってしまうし、先にゴールしたきれいなポリー(ジマリング)は、他の悪人の通り道をふさごうと邪魔しに来るし、善人のマクギンティおばさんをプレーしていたCOOTは、数々の悪巧みのおかげ(?)でビリでした。
写真はジマリング・コレクション、後ろは「ラニマルズ」ゲームの「お大オオハムさま」のカードで、ここでは「はく製」のつもり。
ポケットさんの背中には「10円」とか「私は○○です」とか書かれた紙がミニ海賊達によっていつのまにか貼り付けられています。
ロジャ3人組の攻撃を受けるCOOT。

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