旅作りのヒント【こだわりの旅】
Last update : 1996/11/17
昔やった２０００ピースのジグソー・パズルの写真の風景が素晴らしかったのです。それは、奇岩の連なる岩山をバックにして手前に湖がありました。その湖の真ん中まで細い半島が飛び出していて半島の先端に一本の木が立っていました。その木の所まで歩いて行ってそこから岩山を眺めたい、そういう気持ちにさせる写真でした。場所はドロミテ（北イタリア）と書いてありました。
そこにどうしても行きたくて４年後にとうとう北イタリアのドロミテ地方に行きました。ここはアルプスの一部なのでしょうが、山といってもボコッと唐突に地球から飛び出した岩の固まりが連なっている感じです。一部にはロープウェイがかかっていて岩の上に行けるようになっていました。ドロミテの山塊を一周できるように道が巡っていて、どの方向からでも山を眺められるようになっていました。
ジグソーパズルの写真はドロミテのどこなのかは何も書いてありませんでした。湖の名前も分かりません。それで山塊を一周しながら写真のバックの山の見え方と同じように見える所を探しました。だいたいこの辺りだろうと思える所を車で走っている時に、本当に突然道路の下に写真の場所を見つけました。ところが、湖と思っていたのは直径５０ｍもない小さな小さな池でした。数ｍの半島（？）の先にはちゃんと少し傾いた木が一本立っていました。せっかくなので記念写真を少しだけ撮りました。
ジグソーパズルの写真の湖は期待外れだったけど、でもドロミテ全体が「大自然版のディズニーランド」みたいな変化に富んだ所でお勧めです。
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北イタリア、ドロミテ、「あこがれ（？）の池」 |
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