アーサー・ランサムの世界 by COOT

洞窟探検の計画

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Last update : 1998/05/24

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洞窟探検計画の誕生

1997年12月29日、長谷川家とCOOT家の福岡お茶会

ふりびとさんとCOOTの共通の帰省先である福岡でお茶会をしました。そこで驚いたことに2人は同じ高校の同級生だったことが分かりました。その後、ふりびとさんとCOOTとはその頃同じクルーザーに乗っていたことや、MOTOSUさんもCOOTもランサムに影響されて山登り・洞窟探検等を楽しんでいたことや、次々と長谷川家とCOOTとの共通点が明らかになりました。

1998年1月21日、COOT発MOTOSUさん宛電子メールより

「スケートとアルファベット」の会の後、ポケットさん・Minnowさん・頭目さんを駅まで送る時に「富士山のふもとでの洞窟探検」イベントのアイデアがMOTOSUさんと福岡お茶会の時に出てきた、ということを話したら、皆さんぜひやりましょう!と乗り気でした。私も「スとア」会が無事に終わった今、次のイベントとしてこの洞窟探検が出来たらいいなあと思っています。出来ることなら是非MOTOSUさんと共催してみたいと思っているのですが、実際問題として小さな茶帆子ちゃんの世話をしつつ名古屋から富士山まで出てくるなんて大変そうだし、どんなものでしょうか?

(その後、MOTOSUさんから詳しく洞窟の様子を書いた手紙を受け取りました。)

1998年1月31日、COOT発MOTOSUさん宛電子メールより

おかげで富士風穴がどんな様子の所だったかよく分かりました。大学1年の時に一度入ったきりですが、その時の日記には次のように書いてます。

洞口は寒い。ちょっと入ると氷がぼつぼつ現れてすぐスケートリンクみたいな氷の床になった。ツルツル滑るからちょっとの傾斜でも滑って行く。バランスを取り損なうとこける。僕はよくこけた。壁には銀色の塗料を吹き付けたみたいな岩がある。氷の中には木片や紐が浮いているように見える。しばらくそんな所を行くと水たまりがあって、その横の細い所をくぐって行くとまた氷室があって終点だ。くぐる所は水たまりで手が濡れて冷たい。

これじゃ子ども連れで安全に行けるような所だったかどうか思い出せなかったのです。でも氷の床が楽しかったのだけはとても強く印象に残っていました。MOTOSUさんが富士風穴の事をよくご存知で良かったです。いきなりオープンに参加者を募る前に下見は必須のようですね。春休みにどこかにキャンプを張って下見をして、その時はメガネ穴みたいな所も行ってみて、その後、出来れば胎内洞窟+富士風穴といった感じでオープン・イベントにするというのはいかがでしょうか?

1998年2月1日、横浜中華街、「竜神祭を見る会」にて

ポケットさんのお子さんのツバメ返し君(当時小学5年生)が、昔から洞窟探検にあこがれていることを聞き、彼がいくつも書いた洞窟の物語のひとつを見せていただきました。「今度、富士山のふもとの洞窟で床がスケートリンクみたいに氷になっている所を探検してみる?」と彼に聞くと、行きたいようなためらうようなそういう表情をしていました(と感じました)。

1998年2月10日、MOTOSUさん発COOT宛電子メールより

夏でも「晴れた日のピクニック」気分では、ちょっと困ってしまうかなぁ、という感じなんですが。誰でも行けるよ、という気易い遊びではなくて、本当は、ヘルメット、ザイル、ヘッドランプに非常チョコレート等々を装備して出かけるのが、「探険家」ではないかと思うんですが。心構えが違うといいますか。彼らだったら、例え夏だろうと、未踏査の洞窟探険家になるときはそれくらい慎重にというか少なくとも'その気'でするでしょうし、できると思います。大人の探険部さえ冬は入らない所に片手は懐中電灯、すべる靴で入るのは、おとうさんからノロマと言われそうじゃないですか?

子供達が参加する場合、その後無暗に穴に潜らないためにも、ちゃんとした装備でいかないと、恐いものであることを教えることも必要では?洞窟にあこがれているツバメ返しくんが、じゃ、行って見るかと言われて躊躇するのは正しいと思います。彼のおとうさんはひとり息子が洞窟に入ることについて、どう思っていらっしゃるのでしょう。一応未成年なので気にかけておいたほうがいいでしょうね。

洞窟探検の下見

1998年3月28〜29日、長谷川家とCOOT家による洞窟探検の下見

1日目 : 3月28日(土)

ツバメ号(COOT家の車)は土曜日朝5時半にベックフットを発ち、富士六湖のひとつ「田貫湖」に8時前に着きました。お店が開くのを待ってボートを二つ借り、それぞれの船長に昇格したきれいなポリーと四本モミは、艦隊を組んで湖の探検に出かけました。湖に浮かぶ無人島「ヤマネコ島」に上陸し、鳥の巣を発見!卵が17個もありましたが、かわいそうにどれも冷たくなっていました。

名古屋港を出港してやってきた巨象号(長谷川家の車)も10時前に田貫湖に到着しました。またまた艦隊を組んでトランシーバーで「ランサム幽霊しりとり」をしながら青木ヶ原樹海を突っ切る道を進みました。MOTOSU水先案内人のパイロットで精進登山道と交わるあたりに停船し、まずは偵察隊としてふりびとさん、COOT、きれいなポリー、四本モミが雪の上の踏み跡を辿って偵察に出かけました。目標は「富士風穴」の洞口です。気温は15度くらいで暖かいのに樹海の中はまだ完全に雪に覆われていました。10分程歩いてようやく「富士風穴」と書かれた石柱を発見。辺りを探すも洞口は見当たりません。探しているうちに野生のシカの群れが20頭くらいで近くを通り過ぎました。こんなの初めて見ました。感激です。「そのうちにクマも出てくるのではないか」というのがあまり冗談にならない雰囲気です。

一度船に戻り装備を整えてから今度は全員で出発。茶帆子ちゃんはふりびとさんの背中で背負子に背負われています。石柱の回りで洞口を探すにも雪にズボッと足がはまって歩きにくくて大変でした。時々雪にはまったMOTOSUさんの悲鳴が聞こえます。これでは洞口が雪に覆われていて見つからないのではないだろうかとほとんどあきらめた時、道の反対側に延びている別の踏み跡に気付いたMOTOSUさんに付いて行くと、ありました。大きく丸く陥没したような土地の底に洞口が開いています。

岩壁につけられた道を慎重に降りて洞口をのぞくと、氷が張っていてツルツルの状態で、ちゃんとしたザイルが無くては危険です。細いロープで確保しながら「はしご」がかけられている所まで行って下をのぞいて見ましたが今回はそこまでにしました。

次に「メガネ穴」という別の洞窟を探しに、雪の上の踏み跡を辿ってさらに樹海の奥へ入り込んで行きました。だんだん雪が柔らかくなって足がズボッとはまります。そのたびに雪が靴の中に入り込んできて、もう全員靴の中はビショビショです。こんなに雪があるとは思わなかったので誰もスパッツとか用意していませんでした。道におおいかぶさるようなヤブも多くなってきて、背負子の茶帆子ちゃんは時々枝で顔をはたかれて文句を言います。ふりびとさん本当にご苦労さまでした。どうもこれ以上は無理そうだねということで、メガネ穴はあきらめて戻ることになりました。水夫の反乱防止用のチョコレートがMOTOSUさんから配給されます。

洞窟探しに夢中になっていて時は既に2時頃。お昼ご飯は今からです。また船を出し樹海を抜けて精進湖の岸辺に停船しました。湖の向こうに雪をかぶった富士山を眺めながらスコンとペミカンとティーのランチを食べました。

結局洞窟に入れなくて不満な水夫たちの反乱を防ぐために、河口湖から富士山の方に向かった所にある「船津胎内樹型」という神社の中の洞窟に行きました。中は照明設備がありますが、天井が低くかなり腰をかがめて通り抜けなくてはならない所があります。いくつか分かれ道がありますが一通り歩きました。(COOTは一番大変な所に先に入って行った探検隊員が「行き止まりだ」と言って戻ってきたのを見て、そこを省略するという探検部出身隊員にあるまじき行為をしてしまいました^^;)。

洞窟に隣接したフィールドセンターを訪れると、事務所の床にどうも死んでいるらしいキツネが横たわっていました。いくつかあるトレイル(自然散策路)のひとつを歩き始めましたが、ここも雪に足がズボズボ沈み込むので踏み跡をはずさないように歩くのがちょっと大変です。さすがにすぐに雪の上の踏み跡はなくなり、終点に洞口がふたつ口を開けていました。このあたりには160個以上の溶岩樹型洞穴が確認されているそうです。乾いた靴下に履き替えて気持ちがよくなっていたCOOTは、ここでも洞口をのぞくために深雪に踏み込むのを省略しましたが、ふりびとさんや水夫達はそんなのお構いなしです。

そろそろ子供連れの探検家には一日の活動を切り上げる時間となりました。ほんの2日前にあちこち探してかろうじて空きがあった宿に向かいます。さすがに最後まで売れ残っただけはある民宿であまり民宿らしくない建物だったため大探ししたあげくようやく発見しました。お風呂に入ろうとすると、本来「脱衣室」にあるべきコインロッカーと洗面台が「浴室」内に横たわっているので、それをまずふりびとさんと本来あるべき所に移動してからやっとお風呂に入れるという冗談のような作業をしました。でもその洗面台で濡れたタオルをしぼろうものなら床に水溜まりを作るだけです。そこに置いただけでパイプがつながっていないのですから。

夕食後は、写真大会です。長谷川家の過去の聖地巡礼の写真をじっくりと見せてもらいました。あの伝説のヤマネコ島でのウェディング・ドレス、まだ冬景色の3月のカンチェンジュンガ、どれも素晴らしかったです。時間切れでスライド上映会は一部しか見れませんでしたが、これはビデオ上映会とともにぜひまたの機会にお願いします。ふりびとさんと茶帆子ちゃんの「ドロールの儀式」は素敵でした。

2日目 : 3月29日(日)

さてさて日曜日は朝食の後、土人の用事で先に帰らなければならないエリカを河口湖駅に送り、残りの隊員はまた艦隊を組んで河口湖、西湖、精進湖、本栖湖と次々と海を征服し、本栖湖畔に巨象号を停泊させて、全員ツバメ号に乗って精進湖に戻ります。

今日の探検は、その日の朝になって決めたカンチェンジュンガ登山です。精進湖〜パノラマ台〜烏帽子岳〜本栖湖と歩きます。昨日はどこを歩いても雪が大変だったので、今日もどうなることやらと思っていましたが、パノラマ台手前に少し雪があった以外は地面の上を歩けました。精進湖〜パノラマ台の登り1時間、パノラマ台〜烏帽子岳の縦走と本栖湖への下り合わせて1時間のコースです。

パノラマ台は木もなく開けていてとっても雄大な景色が眺められる本当にお勧めの所でした。目前に雪をかぶった富士山、その手前に大きく広がる青木ヶ原樹海、河口湖・西湖・精進湖・本栖湖も見えます。

雄大な景色をおかずに、お昼ごはん+ティーにしました。パノラマ台を発つ前に、山の頂上でランサマイトが行う儀式を初めて経験しました。「1998年3月29日、われわれはカンチェンジュンガに登頂した。」と書いた紙にそれぞれが署名(茶帆子ちゃんもちゃんと印を残しました)して、平成10年のが無かったので平成9年の10円玉をMOTOSUさんが寄付して、フィルムケースに納めて、きれいなポリーが作ったケルンの下に埋めました。

本栖湖に下山して、巨象号でツバメ号を残した精進湖に戻り、乾いた喉を潤した後、次はボートに乗るためにまた本栖湖に移動しました。ところが、ここには足漕ぎボートしかありません。どうしても手漕ぎボートに乗りたいきれいなポリーのために、またまた精進湖に戻りました。2日間で5回目の精進湖です。すっかり馴染んでしまいました。またまたきれいなポリー、四本モミがそれぞれの手漕ぎボートに乗っている間、大人達は双眼鏡でその様子を岸辺から観察し、おしゃべりとティーとスコンを楽しんでいました。ふと気が付くと、あんなにたくさんいた釣りボートが全ていなくなり、湖に浮かぶ貸しボートは海賊水夫の2そうだけになっていました。それが帰ってくるまでじっと待つしかないかわいそうなボートおじさんには悪かったですが、水夫たちは時間一杯まで堪能しました。

夕方4時半過ぎに、楽しかった二日間の探検に幕を下ろし、それぞれの船は名古屋と町田に向かって精進湖を後にしたのでした。ツバメ号は最初、御殿場に向かおうとしましたが、精進湖を出る前から渋滞していたので、結局巨象号の後を追い富士ICから東名に乗りました。御殿場〜横浜町田ICが全部渋滞で、家には9時に着きました。

ふりびとさんもMOTOSUさんもタフです。ふりびとさんが茶帆子ちゃんを背負っている分、私のリュックの3倍はある大きなリュックをMOTOSUさんは背負っているのですが、山を登るのも下るのも、ズボズボの雪の上を進むのも、速い速い。前の晩、茶帆子ちゃんの面倒を見るのにほとんど寝ていないみたいなのにです。とっても感心しました。

洞窟探検隊の編成

1998年4月4日、COOT発MOTOSUさん宛電子メールより

富士風穴の洞口と胎内洞窟と見て、やっぱりイベントやるなら富士風穴に入らないと意味がないかなあと思いました。日帰りで富士風穴だけに入るのでも、十分にチャレンジングで面白いのではないかと感じました。

問題は、パティオに書きましたが、とっても残念なことに6月から海外赴任となってしまい、5月の連休くらいしかそういうことする時間がたぶん取れないかなと思っています。あの雪と氷の様子だと、5月だとまだ結構残っているような感じですね。やるとするとかなり危険が伴うから、十分な準備も必要だし、参加者にはそれなりの心構えで望んでもらわないといけないし、今回やるべきか、2〜3年後に海外赴任から帰って来てからの夏にあらためてやる方がいいか、迷っています。

本来は、もう一度実際に洞内に入る下見をしてからでないと、子供も含めた経験のない人を連れて入るようなイベントはリスクが大きすぎるだろうなあと感じています。

おふたりのご意見はいかがでしょうか?

(その後、ふりびとさんよりCOOTへ電話があり、ぜひ連休中にやりましょうということになりました。)

1998年4月5日、COOT発ポケットさん・天文台さん・Minnowさん・頭目さん・渡り板さん宛電子メールより

今回の下見で雪が多かったのは、5月連休までにはたぶん解けるだろうと予想して、4月19日頃、長谷川家が知り合いの現地の人を通して確認し、GOかNOGOか判断します。GOとなれば、4月29日に早朝出発の日帰りで洞窟探検を行いたいと思います。場所は青木ヶ原樹海の中の富士風穴です。

現地は車でないと行けないし、車が停められる場所が非常に限られているために、基本的には最初に声をおかけした皆さん+長谷川家+COOT家の小人数で行いたいと思います。人数によって、ツバメ号で行く人(COOT一家+最高4人)、富士あるいは富士宮駅までJRで行っていただいて名古屋からの巨象号に拾われる人(長谷川一家+2人)、河口湖駅まで電車、そこからバスで鳴沢まで来ていただいて、ツバメ/巨象号が現地から迎えに行く人(何人でも)、に分かれる可能性があります。

洞窟の入り口は、はしごを数段降り、そこから岩の急斜面を少し降りた後は、なだらかに傾斜した氷の床になります。最初のはしごと急な部分は氷で足を滑らせるとあぶないので、ザイルで安全を確保しながら降ります。なだらかな氷の床は、細いロープで一応手がかりは用意するつもりですが、基本的にはツルツル滑るのが面白い所です。でも、足を滑らせて頭を打つ、なだらかながら傾斜しているのでどんどん滑り降りていくのを停めようとして手を擦りむく、等の危険がありますので、ヘルメット・軍手を着用します。また、服は汚れる濡れることがあたりまえの所ですので、汚れてもいい動きやすく暖かい服を着て、着替えを用意しておく必要があります。洞内の気温は約0度です。(服装の一例は、ハイキング・シューズあるいは運動靴、Gパン、下に暖かく着た上に汚れてもいいトレーナー、軍手、ヘルメット、懐中電灯)

この様に書くととても危険なようですが、それなりの装備を用意し、それなりの心構えでのぞんでいただければ、洞窟探検の経験が無い方(子供も含めて)でも安全に探検出来るだろうと思っているからこそ、こうやってお誘いしています。もちろん現地の状況により、危険と判断すればそれ以上やることを中止する場合もありますので、必ず入洞出来るとお約束するものではありません。

装備は出来るだけCOOT家+長谷川家で用意しますが、ヘルメットと頭につけるタイプの懐中電灯は用意をお願いすることになるかもしれません。(ヘルメットは何でもいいんです。例えば、子供は自転車用、ローラースケート用等、大人は工事現場用、防災用、バイク用等。会社の防災用のを借りてくるとか)でも、どっちみち用意しておこうというのでなければ、まだ買わないで下さい。最初に書いたように4月19日頃、GO/NO GOの判断をしますので。

1998年4月20日、COOT発ポケットさん・天文台さん・Minnowさん・頭目さん・渡り板さん宛電子メールより

長谷川家で現地の方を通して確認した所、雪はもう無いそうです。そこで4月29日に決行したいと思います。(天気が悪い時は延期または中止あり)

今の所、ポケットさん・ツバメ返し君・頭目さんは参加の方向で、渡り板さんはまだ未定(ぜひどうぞ!)で、天文台さん・Minnowさんは4月29日は都合がつかずに参加出来ないとの連絡をいただいています。皆さんが都合がつく別の日に出来ればしたいのですが、私が何しろ5月は全くどうなるか分からない状況なので、申し訳ありませんが4月29日にしたいと思います。

天気が良ければCOOT家は休みを取って前日火曜日から田貫湖でキャンプしようと計画しています。キャンプにも加われる方大歓迎です。

1998年4月22日、COOT発ポケットさん・天文台さん・Minnowさん・頭目さん・渡り板さん宛電子メールより

実は私5月3日からまた出張の可能性があったのと今度の日曜も予定が入っているために4月29日しか確実に行ける日がなくて、この日を洞窟探検の日にしましょうとお願いしていたのですが、海外赴任のための米国VISAを取るためにパスポートをしばらくの間取り上げられてしまい、5月連休中の出張はありえないことになりました。

そこで相談なのですが、4月29日の代わりに5月3〜5日の間に洞窟探検をすることも可能です。2日(土)は子供達の学校があるし、午後からだとたぶん皆いっせいに出発して渋滞しそうなので、3日(日)早朝に出発し、田貫湖でキャンプして4日に洞窟探検、4日夜遅くか5日朝のうちに帰れば大渋滞も避けられるかなと思っています。洞窟で大学探検部とかちあう可能性は増えますが、その時はモグラと思っちゃいましょう。

1998年4月23日、COOT発ポケットさん・天文台さん・Minnowさん・頭目さん・渡り板さん宛電子メールより

ポケットさん(キャンプ参加)、頭目さん(日帰り)より連休OKとの返事をいただきました。長谷川家(前泊予定・場所未定)は、もともと連休中の方が良いとのことでしたので、5月4日(月)に洞窟探検、キャンプ隊は5月3日(日)朝から田貫湖で前泊キャンプということに決定したいと思います。渡り板さん、天文台さん、Minnowさんも、都合がつけばぜひご参加いただけると嬉しいです。

1998年4月26日、天文台さん・Minnowさん発COOT宛電子メールより

すごくすごく行きたいのですが、実はたいへんかなしいことに、5月4日は天文台とMinnowの結婚式なのです(T_T)。(3日だけでも参加できないかなーと言ったらおこられました=Minnow) お宮(Minnow宅の近所の小さな神社です)で探検隊の成功を祈願しています。

1998年4月28日、COOT発MOTOSUさん宛電子メールより

3日の晩の宿は見つかりましたか?うちもそちらの宿の近くの本栖湖でキャンプすることも考えたのですが、子供達も気に入っているし勝手が分かっている田貫湖でやっぱりキャンプすることにしました。ポケットさんに加えて一家でボーイスカウトなTitmouseさんのところにもキャンプに参加されませんか?とお誘いしました。洞窟の方は子供さんがまだ小さいので無理ですと伝えてあります。

明日参加者がCOOT家に集まってあらかじめ地図を眺めたり(あの地域の5万図手に入れました)ザイルワークをやったり(8mmX30mを教えていただいた新宿のイシイスポーツで手に入れました)と、それなりの訓練をして気分を盛り上げたいと思っています。

1998年4月29日、ベックフット(COOT家)にて洞窟探検準備会

ポケットさん、ツバメ返し君、Titmouseさん、チョコレート君、ぽりい1ごうちゃん、頭目さん、渡り板さんがベックフット(COOT家)に集まりました。詳しいレポートはこちらです。

不安な天気と検疫船旗

1998年5月1日、COOT発探検隊員宛電子メールより

今日17時現在の甲府気象台の富士五湖地域の週間天気予報によると、3日は曇り時々雨70%、4〜5日は曇り時々晴れ30%です。3日の天気の悪さと5日に帰ることの大変さを秤にかけるには迷うところです。明日になれば、週間天気予報ではなくて、3日のもっと詳しい天気が分かるので、今晩ふりびとさんとも相談したのですが、判断を明日2日の午前中にすることにしました。またご連絡します。

1998年5月2日(出発前日朝)、COOT発探検隊員宛電子メールより

甲府気象台の今朝の天気予報によると、明日の夕方からは晴れてくるそうです。従って次のようにしたいと思います。

3日(日)
ポケットさんが新幹線・バスで白糸の滝入口に11:10に着くのに合わせてツバメ号で朝ゆっくりめに出発します。Titmouse号も加われるようでしたら同じくその頃白糸の滝バス停付近で集合しましょう。
4日(月)
頭目さんが、新宿8:10発河口湖行き(一部の車両は甲府行きなので注意)直通乗入の「ホリデー快速ピクニック号」(こんな嬉しい電車があるんですね。しかも快速だから特急・急行料金無し)で富士吉田10:10着(終点河口湖まで行ってもいいのですが、バスが富士吉田始発なのでこちらで乗換がおすすめ)。富士吉田駅始発の10:40発富士急バス下部温泉郷行きで11:10紅葉台入口着(700円)。それに合わせて、キャンプ隊は田貫湖を出て洞窟付近で皆を降ろして皆は昼食の用意。私はツバメ号で頭目さんを迎えに行きます。昼食後洞窟探検。

長谷川家は、あいにくふりびとさんがちょっと体調をくずしているので、この日程で参加できるかどうか、どのように参加するか、今検討中です。

1998年5月2日(出発前日夜)、COOT発探検隊員宛電子メールより

Titmouse号は3日11時の白糸の滝には遅れるだろうけど夕方までには田貫湖で合流するということです。ツバメ号も雨さえ降っていなければ、まずテントを張って出来るだけ田貫湖でのんびり遊びたいと思っていますので、合流した後でニジマス釣りに皆で行ければ一番いいと思います。それからTitmouse号は4日の朝、洞窟探検隊と分かれて帰路に着く予定です。

ふりびとさんはまだ体調悪く、明日出発出来るかどうか、明後日洞窟探検に合流出来るかどうかは体調しだいです。決して無理しないでお大事にしてください。もし来れるようでしたら集合は、3日ならキャンプ場で4日なら10時〜11時頃洞窟でということになっています。

COOT家のテントは家型で前後面が灰色、横面が紺、窓枠がピンクだったと思います。それにタープが紺と黄色です。どちらもかなり大きいです。テントの場所を書いた宝の地図をツバメ号のワイパーにはさんでおきますので、Titmouse号、巨象号はそれを頼りにテントを探してください。

きれいなポリーは、私がテントを張るのに風が強いと面倒だから「風」のことを心配していたら、「えっ、帆走するの?」と言いました。テントのことだと言うと、「えっ、嵐のキャンプが出来るの?」と喜んでいました。その勢いで天気がどうなろうと大いに楽しみましょう!

いよいよ洞窟探検へ

5月3日早朝に、ぐずつく天気のもと、ツバメ号は田貫湖へ向けて出発しました。


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