ケアンズ滞在型「オーストラリア的」家族旅行

ファームステイ

Last update : 1997/09/15


ファーム(牧場や農場)に滞在しながら、そこの家族の一員の様に朝昼晩の食事やお茶も一緒にし、ファームの仕事を体験出来るのが「ファームステイ」です。我家はケアンズの南南西へ車で約1時間45分、アサートン高原の一番高い所にある牧場「Cedar Vale Farm」に2泊滞在しました。Les(ご主人)とRos(奥さん)が2人で営む肉牛の牧場で、広大な敷地の中には牧草地に加えて川や池や熱帯雨林の森までありました。

《写真をクリックすると拡大表示します》

牧場内の自然
牧場を流れる川の途中の「カモノハシ」が住む池

この池にそっと近づいてしばらく物音を立てずに待っていると、「カモノハシ」が何度か池の中から浮かび上がってはまた沈んでいきました。カモノハシというのは卵を産む珍しい哺乳類でオーストラリアにしかいない動物です。
Lesのガイドによる熱帯雨林の散策

Lesが熱帯雨林の中を2〜3時間かけて案内してくれました。不思議な植物がたくさんあってとても勉強にもなるし楽しめました。
写真で子供がいたずらしているのは地面に転がっていた牛の腰骨です。
熱帯雨林の中の「しめ殺しのイチジク」の木

このイチジクの大木は、元々は別の木にからんだツタのような物だったのが、だんだんと中の木を覆うように大きくなって、とうとう十分な光が当たらなくなった中の木を殺してしまいます。
牧場の仕事
朝の乳絞り

ファームステイの滞在者と家族で飲む分の牛乳を毎朝2頭の牛から絞ります。布で濾しただけで特に消毒などせずにそのまま飲んでいました。意外とあっさりした味でしたが放っておくと上の方に乳脂肪が固まってきました。

庭にたくさんいるニワトリ・ホロホロチョウ・七面鳥や1頭ずついるブタと羊への餌をあげるのも朝の仕事です。


夕方には大好物のバナナを牛にあげます

まだ熟れてないのかそういう種類なのか緑の小さなバナナを4輪バイクで運んで行くと牛が集まってきました。手で持ったバナナを牛にあげると美味しそうにガリガリと食べていました。
後日、同じようなバナナをスーパーで見つけたので買って食べてみたら、渋くて一口で吐き出しました。人間の場合あのバナナは一体どうやって食べるのでしょう?

ニワトリが産んだ卵を集めるのも午後の仕事です。ニワトリとしては一生懸命見つからないような場所を選んで卵をまとめて産んでいるのですが、そういう場所が既に人間に4〜5個所知られています。それぞれの場所から卵を1つだけ残してあとは全部いただいてしまいます。全部取ってしまうと、もうその巣は使わなくなってしまうそうです。
牧場の仲間たち
ポニーの「エンジェル」

この牧場のペットのポニーに乗って、子供達は自由に牧草地や庭の中を歩き回りました。
七面鳥の「チャーリー」

庭に数羽いる七面鳥の中でも一番大きな「チャーリー」を子供達は追いかけて捕まえて抱いて遊んでいました。顔の回りの赤い所を触るとビックリするほど暖かでした。

喉が渇けば庭の木からオレンジやレモンを自由に取って食べられます。庭で動物と遊んでいる子供達は本当に楽しそうでした。もっとずっとあの庭で遊んでいたかったそうです。
牧場の近くの滝
オーストラリアで幅が最大の滝「Millstream Falls」

車で十数分の所にあるこの滝を見にRosが連れて行ってくれました。
近くのもう一つの滝「Little Millstream Falls」

こちらの滝もなかなか良いです。

次はケアンズ滞在型「オーストラリア的」家族旅行の中の何をご覧になりますか?

ケアンズ滞在型「オーストラリア的」家族旅行トップ・ページ に戻る。


[ 【こだわりの旅】のトップ・ページへ戻る ]