ケアンズ滞在型「オーストラリア的」家族旅行
Last update : 1997/09/23
これからケアンズに行かれるという方のために、いくつか役に立ちそうな観光情報をまとめてみました。
ケアンズへやってきた観光客のほとんどが行く「クランダ」の街ですが、お土産物屋が並んでいて入場料を取る施設がたくさんあるような観光の街です。
ケアンズから行きは古風な観光列車で、帰りは熱帯雨林の上を通るスカイレイルという世界最長のロープウェイを使いました。どちらからでも途中で大きなバロン・フォールズという滝を見ることが出来ます。「地球の歩き方」で勧めているのとは逆に、行きに列車(あらかじめ予約)、帰りにスカイレイル(予約は不要)を使うのをお勧めします。帰りに列車だと本数が限られているのでクランダでの時間が拘束されてしまうからです。行きの列車は予約無しで乗ろうとしたら、満席で次の列車まで待たされたので、あらかじめ予約しておいた方がいいかもしれません。
クランダからの帰りのスカイレイルの終点に、この施設があります。
入場料が高いので、全てのショーとアクティビティーに参加しないともったいないです。午後3時頃までに入場すれば、ぐずぐずしない限り全てに参加出来ます。
印象的だったのは、ヒストリー・シアターでのショーです。昔、イギリスがアボリジニ(オーストラリアの原住民)達をいかに残酷に扱ってオーストラリア植民をしたのかという歴史が事実として紹介されています。子供達もある程度ショックを受けたようで、「昔のイギリスは嫌いだ」と言っていました。このショーとクリエーション・シアターでのもう一つのショーは、ヘッドセットを使って日本語音声で聞くことが出来ます。
楽しいのはダンス・シアターでのショーです。積極的に参加して、娘と一緒にステージに上がって楽器代わりの木の棒をたたいたり、アボリジニと一緒に躍らされたりしました。
アクティビティーとしては、ブーメラン投げやヤリ投げを教えてもらいました。息子はクランダで買った自分のブーメランを持ち込んで、それで投げ方を教えてもらおうとしました。ところが、アボリジニのおじさんに「これは装飾用で投げるようには出来ていない」と言われて、あまりに落胆してガッカリした表情の息子を見てかわいそうに思ったのか、一つブーメランをタダでくれました。
ここからケアンズへはサンバスで帰ります。施設の正面玄関の所でバスを待つのですが、どうも運転手によっては客がいなそうだったらこの施設まで入ってこないようなので、左の方から来る青いサンバスが見えたら、大きく手を振って合図した方がいいかもしれません。
レンタカーを借りて、ケアンズから北へ、4WDでなくても行ける限界のデイントリーやケープ・トリビュレーションまで行きました。行く途中にモスマン渓谷もあります。
デイントリー・リバーで野生の動物を見るリバー・クルーズに参加しました。野生のワニを大小数匹見ました。他に色々な種類の鳥やヘビも見ました。いくつかの会社がクルーズを行っていますが、もし自分で持っていなければ、双眼鏡を貸してくれるクルーズを選ぶのをお勧めします。
デイントリー・リバーには橋が架かっていないので、フェリーで車ごと渡りました。そこから一部未舗装の道路をケープ・トリビュレーションまでドライブしました。ここは観光ガイドに「熱帯雨林と珊瑚礁が出会うビーチ」という魅力的なコピーで宣伝されているのですが、別にどうってことない所でした。帰りはガス欠になりそうでヒヤヒヤしながら戻りました。
モスマン渓谷は、遠くから見ると切り立った崖の下にあって良さそうでした。でも実際に行った日は雨だったので、熱帯雨林の中をちょっと歩いて途中の吊り橋の所から引き返しました。現地の夏だったら川の中で泳ぐのに面白そうな場所だなと思いました。
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