ケアンズ滞在型「オーストラリア的」家族旅行

動物とのふれあい

Last update : 1997/09/23


ファームステイ中にもいろいろな家畜とのふれあいはありましたが、オーストラリアにはこの国にしかいない珍しい動物がたくさんいるのでそういった動物にも出会おうと、動物園に行ったり野生の動物を探す探検ツァーに参加したりしました。

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「ワイルド・ワールド」動物園
子供達の一番のお気に入り、オウムの「Rainbow Lorikeet」

娘が日本から持って行った「鳥の呼び笛」を鳴らすと、いかにも興味津々といった様子でオウムが近寄ってきて、くちばしで笛を突っついたりくわえたりします。時々手をかむので痛いですが、手から手に渡ったり肩に乗ったり頭に乗ったりして子供達もオウム自身もとても楽しそうでした。

牧場にいた時やケアンズの街中(海沿いの緑地帯)にもこの鳥は群れでよくやってきて、一本の木に皆でとまってとても騒がしく鳴いていました。とてもカラフルできれいな鳥ですが、その騒々しさにオーストラリア人は辟易しているみたいでした。
いかにも暇そ〜うなコアラ

人生(鳥生?)をエンジョイしているという感じのオウムとは対照的に、コアラはいつも木の上でいかにもつまらなそうに暇そうにしています。「お前、心の底から笑ったことや感動したことあるのかよ」と言いたくなります。生まれ変わってもコアラにはなりたくないと思いました。

行列に並んでお金を払ってコアラを抱かせてもらって写真撮影をして、というのは観光の自動販売機みたいで、ちょっと空しさを感じました。
何にでもつきあってくれそうなカンガルー

最初は恐る恐る近づいてそうっと触ったりしていたカンガルーですが、相手が怒ったり嫌がったりしないので、子供達もだんだん大胆になってきて、そのうちに抱いたり手を取ったりしていました。

カンガルーは野生のも動物探検ツァーの間に遠くに見ることが出来ました。

「Wild World」動物園へは、ケアンズのcity centerからサンバスの急行が1時間に1本出ています。家族4人のファミリー往復料金でA$20でした。コーラル・コーチバスでも行けますが、サンバスの方が安いし本数も多いので帰りが楽です。動物園への入場料を1割引してくれる券をトリニティ・ワーフの長距離バスターミナルの観光情報局でもらえました。

 

「わくわく動物探検ツァー」
餌付けされたロックワラビー

小型のカンガルーです。次から次へと動物探検ツァーの観光客がやってきて、それぞれが餌を与えるのですぐにお腹いっぱいになってしまいその後は食べなくなります。ということで、他のツァーよりも一足先に到着しようとツァーバスの間に競争が起こります。野生の動物を見に行くのに、餌付けした上にこのいかにも人間っぽい競争は、やっぱりちょっと変です。
なかなか見れないカモノハシ

しばらくじっと待っていると、最初に水面に泡がプクプクと上がってきて、続いてそこに黒いカモノハシが浮かび上がってきます。数秒たつとまた沈んで見えなくなります。

言ってみればたったそれだけのことです。でもなかなか見れない動物だと聞くと、見れて何となく得した気分になります。
木の上から降りてきたポッサム

夜の森の中でバーベキューの夕食を食べていたら、近くの木の上からポッサムが3〜4匹降りてきて、餌台の上の餌を食べ始めました。そうっと触っても逃げませんでした。

「わくわく動物探検ツァー」とほとんど同じ内容で別の会社が「どきどき野生動物ツァー」というのをやっています。どちらも良くも悪くもとても日本的なツァーです。料金は高いし、客は全員日本人でガイドも日本語でペチャクチャしゃべるし、何度もトイレ休憩があるわりには肝心の所で時間があまりなかったりして忙しいです。自由旅行に慣れた人には違和感があるツァーですが、自分たちだけではまず見られないいろいろな野生動物に出会うことができるし、説明も日本語なので分かりやすいです。でも自然・野生保護と観光事業の間の微妙なバランスの上で、どちらかというと観光事業に寄った内容のツァーでした。

 


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